プロダクトアウトとマーケットインとは?どちらが正しいの?事例を用いて解説!

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プロダクトアウトとマーケットイン

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プロダクトアウトマーケットイン それぞれの意味とは?

マーケティングの基本的な概念として「プロダクトアウト」と「マーケットイン」というものがあります。

もしかするとあなたも耳にしたことがあるかと思いますが、まずはこの2つの意味からご説明します。

プロダクトアウト

自分たちが作れるもの、作りたいものを基準に商品・サービスを作って売る考え方です。自分たちの得意なものを販売しようとする方法。

マーケットイン

買い手(顧客)の声や意見を聞いて、顧客のニーズを優先して、商品の企画・開発を行って販売する考え方です。お客様の欲しいものを作って販売する方法。

 

プロダクトアウトが自分たちの良いと思った商品やサービスを売ることに対して、マーケットインは消費者が欲しいと感じている商品やサービスを売ると言う考え方なので、基本的には両者は対になる方法と言えます。

実は、プロダクトアウトとマーケットインは英語ですが、日本で生まれた考え方なのです。

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プロダクトアウトとマーケットインが生まれた時期

1970年代、日本は高度成長期に入り、作れば売れるという時代でした。
プロダクトアウト志向が全盛の時代だったのです。

しかし、1980年代になると物が余り始め、また顧客の好みも多様化してきたため、消費者が好むものを作って販売しないと売れないようになってきました。

この傾向は1990年代に入るとさらに強くなってきました。

そして誕生したのがプロダクトアウトとマーケットインという概念です。

その際、プロダクトアウトでは商品が売れなくなってきたので、マーケットインの考え方が徐々に強まっていったのです。

従来から、プロダクトアウトとマーケットインの考え方そのものは存在していたのですが、この言葉が生まれ、特に意識して使われるようになったのが1990年代ということです。

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プロダクトアウトとマーケットインの企業事例

プロダクトアウトの事例で特に有名な企業が「SONY(ソニー)」です。

SONYは自社の革新的な小型技術を使って、1950年代に大型ラジオを小型化し大成功しました。

その後、日本はマーケットインへシフトして行きましたが、アメリカ企業の多くはプロダクトアウト重視を変わらずに続けていました。

そして、MicrosoftWindowsを発売し、世界を席巻しました。

MicrosoftWindowsのような革新的な技術を持った商品は多くがプロダクトアウトから生まれています。

一方でマーケットインでも、SONYは優れた商品を発売しています。
それは、1979年(昭和54年)に発売されたウォークマンです。

外出した際も音楽を聞きたいと言う消費者の欲求を満たす商品で、世の中を変えるほどの大ヒットとなりました。

また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、サービスという面で、マーケットインで成功した例です。

今ある多くのアトラクションはユニバーサルスタジオ社のものではなく、より多くのお客さんに人気のある他の企業のキャラクターのアトラクションを採用しています。

その結果、東京ディズニーランドを超えるとも言われている、現在の人気をもたらしたのです。

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プロダクトアウトとマーケットインの長所と短所

ここで改めてプロダクトアウトとマーケットインの長所と短所をご紹介します。

まずプロダクトアウトの長所は、自社の強みを生かして商品を販売するわけですから、ヒットすれば大きな利益をもたらすことができます。

他社が、なかなか真似をすることができず、比較的長期にわたって利益を生むことができます。

短所は、商品を作ったものの、消費者に受け入れられずに、売れない恐れが高いことです。

マーケットインの長所は消費者のニーズをとらえたものを製造、販売するわけですから、ヒットの可能性が高いことです。

短所は、消費者のニーズに合った商品を実際に作れない場合や、作るために費用がかかってしまうことです。

また、他社にも真似されやすく、他社の方が性能の良い商品を発売してくれる恐れもあります。

さらに現代では「モノ」が溢れかえっており、多くの消費者が今ある商品に満足していることが多いため、人々の「モノ」に対する欲求が減少傾向にあります。

したがって、消費者のニーズを調査しても、消費者が求めるものがわからないことも増えてきているのです。 

消費者は現在の商品に不満を持ってない場合もあり、さらに本当は不満があったとしても面倒くさがって調査に協力しない場合も往々にしてあります。

ですので、消費者のニーズを調査するといっても、意見を聞くだけでは消費者の求めるものはわからない可能性が高くなってきています。

そのため、消費者が潜在的に求めているものを見つけない限り、ヒット商品は生まれないと言っていいでしょう。

消費者が本当に欲しいものを探すということ自体が難しくなってきているのです。

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プロダクトアウトとマーケットインに関する最新の考え方

先ほどもお伝えした通り、1970年代の高度成長期には、「モノ」を作れば売れる時代でしたので、自社の強みを生かしたプロダクトアウトが全盛でした。

しかし、その後は「モノ」が溢れるような時代になり、消費者の好みも多種多様化し、消費者が欲するものを販売しなければ売れない時代になりました。

それがマーケットインでした。

マーケットインを重視しようと日本では非常に多くの企業が取り組みましたが、アメリカでは少し違っていました。

プロダクトアウトを重視する企業がとても多かったのです。
代表例の1つに
Apple社があります。

Apple社はiPhoneに代表されるように独自の革新的な技術を使った商品を発売し大ヒットしました。

iPhoneはマーケットインだけでは生まれなかった商品なのです。

なぜなら、消費者はiPhoneのような革新的な商品をイメージしていなかったからです。

しかし、iPhoneは消費者が潜在的に求めていたものであったことも事実で、すなわちマーケットインに基づいた商品といえます。

つまり、iPhoneはとても革新的な技術に加えて商品者が本来求めるものであったため、爆発的にヒットしたのです。

マーケットインだけでは、消費者がなかなか考えつかないような商品は開発、発売できないのです。

プロダクトアウト、マーケットインのどちらかだけでは、ヒット商品を生み出す事は難しいといえるかもしれません。

また、変化が激しく競争も厳しい現代では、プロダクトアウトでヒットした商品でもすぐに消費者から飽きられたり、競合他社が参入してきます。

そうなると、お客様が求めているものに商品を改良する必要性が生まれてきます。
つまり、ヒット商品でも、その後はマーケットインを取り入れなくてはいけなくなるのです。

結局は、プロダクトアウトとマーケットインどちらも必要なのです。

プロダクトアウトとマーケットインを行ったり来たりして商品を開発し販売することが、現在の最新の考え方といえます。

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まとめ

商品を企画開発し販売する際の基本的な考え方である『プロダクトアウト』と『マーケットイン』に関してお伝えしました。

プロダクトアウトとは、自社が持っている強みや特徴ある技術を生かして商品を開発、そして発売する方法です。

メリットは、自社の得意なものを発売するのですから、ヒットすれば莫大な利益を生むことができます。

一方、デメリットは、その商品の品質が良くてもお客様が求めるものでなければ、売れません。

マーケットインは、お客様の好みを調査し、それに合った商品を開発し販売する方法です。

メリットは、商品化さえできれば、消費者が望んでいるものなので、ヒットの確率は高いことです。

一方のデメリットは、そもそも求める商品が開発できるかどうか不明な点です。

また、他社に真似されたりする恐れがあります。

さらに、お客様が考えつかないような革新的な商品を生むことは難しいといえます。

高度成長期はプロダクトアウトでも成功していましたが、「モノ」が余る時代になりマーケットインを重視すべきと言われるようになりました。

しかし、現代ではマーケットインだけで革新的な商品を作れません。

プロダクトアウトもマーケットインのどちらも大切で、どちらも意識した商品の企画・開発が大事なのです。

プロダクトアウトとマーケットインの双方を満たした商品だけがヒットするといっても過言ではありません。

プロダクトアウトとマーケットインに関して記述したこのブログが、皆さんの商品の企画開発にお役に立てれば幸いです。

コメント

  1. […] プロダクトアウトとマーケットインについての詳しい解説はこちら ⇨ https://marketing-advances.com/productout-marketin/ […]

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