コンフォートゾーンとは?成長するために抜け出して挑戦しよう!

コンフォートゾーンとは?
成長するために
抜け出して挑戦しよう!

コンフォートゾーンとは

コンフォートゾーンとは、自分にとっての「快適で居心地のいい場所」や「安心できる場所」を意味する心理的な言葉です。言い換えると、その人が「不安にならない行動範囲」のことであり、また「躊躇せず、自然と行える行動範囲」のことです。つまり、コンフォートゾーンは、自身が感じる「不安レベル」に関わっています。例えば、毎日の習慣で行っている、夕食を作る、親友とおしゃべりする、テレビを見るというような行動は、コンフォートゾーン内にいるといえます。

 

人は、潜在的にコンフォートゾーンの中にいたがる性質があるために、わざわざリスクを冒す行動はしません。しかし、刺激がない生活に退屈してきて、新しいことに挑戦を始めたり、未知の場所に行ってみたりします。そのような行動を起こすことを、自己啓発本などでは、「コンフォートゾーンから出る」とされています。また、日常生活でも、普段なら混んでいない時間帯の通勤電車が、事故などの影響で満員電車になったときなど、「不安レベル」が上がったときも、「コンフォートゾーンから出ている」状態と言えます。

コンフォートゾーンの外側

「コンフォートゾーン」から出た場合、どのような状態になっているのでしょうか?ここでは、コンフォートゾーンから出た、外側にある「ラーニングゾーン」と「パニックゾーン」の2つの領域を紹介します。

ラーニングゾーン

例えば、初めての人と会うときや新しいプロジェクトを任されたときなど、「慣れないこと」や「初めてやること」に取り組む際、少し緊張しませんか?そのような心理的領域のことをラーニングゾーンと言います。 つまり、安心や居心地の良さを感じる領域であるコンフォートゾーンを出て、少し不安やストレスを感じる領域のことです。この概念は、ミシガン大学ビジネススクールのノエル・M・ティシーが提唱しました。

 

このラーニングゾーンは、ストレッチゾーンとも呼ばれます。ラーニングは「学習」、ストレッチは「背伸び」という意味です。この領域では、ちょっと無理してみよう、新しいことを学習しよう、目標を達成しよう、とするために大きな成長が期待できると言われています。ラーニングゾーンでは、「コンフォートゾーン」から出ているために、ストレスを感じたり、失敗のリスクが発生したりしますが、「適度な緊張と集中」ができることから、パフォーマンスは上がるとされています。 

パニックゾーン

ラーニングゾーンを超えてしまい、さらに不安レベルが高くなった領域をパニックゾーンといいます。パニックゾーンは、ストレスが強すぎて、自身の許容範囲を超えた領域です。そのため、負荷に耐えることができず、大きな挫折したり病気にかかったりする可能性があります。イメージは、昔の体育会での監督やブラック企業の経営者が、選手や部下を極限まで追い込んでいる状態です。

 

パニックゾーンに入ることで、強すぎるストレスに耐えきって、成長できる人も確かに存在しますが、社会問題になっていることからも分かることから、潰れてしまう人も多いことも事実です。

コンフォートゾーンから出るメリット

コンフォートゾーンから出るメリットは2つあります。

一つ目は、アメリカの心理学者たちにより、1908年のマウスを使った試験から導き出された「ヤーキーズ・ドットソン の法則」で説明できます。この法則によると、我々はある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスがまったくない状態よりも作業の効率が上がる結果でした。つまり、コンフォートゾーンから出て、ラーニングゾーンに入ることで、適度な緊張を得られ、集中できると言うことです。

 

2つ目は、自身の成長を促すことができることです。こちらのメリットは、自己啓発セミナーや本で「コンフォートゾーンから出る」ことが成長のために大事だと使われるので、ご存じの方も多いかと思います。これは、居心地のいい場所では、変化が少なく、成長しにくいです。したがって、もし成長したいと考えた時は、自らコンフォートゾーンから出て、未知なる領域へ踏み出すことで、「大変だけど、やりがいがある」という心境に至り、成長することができます。

 

コーチングの現場でも、ここで記載したメリットを利用していることが多いです。成長を促すためにコンフォートゾーンから出ることを後押することで、たとえ失敗に終わったとしても、その経験がその人の成長につながるという確信を持っているからです。

ラーニングゾーンへ行くために

それでは、どうやって、コンフォートゾーンを抜け出し、ラーニングゾーンに行くことができるのでしょうか?ここでは、その方法を次の3つのポイントで紹介します。

自身が置かれている状況を把握する

まずは、孫子の兵法にもあるとおり、「己を知る」ことが大事であり、自身のコンフォートゾーンがどういう範囲かを把握することが最初のステップです。仕事の観点でいれば、「仕事に慣れてきたな」とか「日々の仕事がルーチンワークになってきた」といった感覚を持っている場合、それは今、コンフォートゾーンにいるということです。

 

また、自らが持っている価値観や優先順位の付け方、逆に嫌なことや我慢したくないことを書き出してみることも1つの方法です。こうすることで、自身の適度なストレスがどのくらいかを知ることができ、コンフォートゾーンがどこまでなのかの境界線を引くことができます。

コンフォートゾーンを広げるイメージで

コンフォートゾーンを大きくはみ出し、自身が全く経験したことがない分野にいきなり挑戦しても、先ほど説明した「パニックゾーン」に入ってしまい、意味がありません。そのため、ラーニングゾーンに入るためには、「コンフォートゾーンを広げてみる」イメージで始めてみましょう。

 

最初は、本当に「小さな一歩」で構いません。小さな挑戦でも、確実に成功体験を積み上げて行くことその達成感が自信となります。それを繰り返すことで、ラーニングゾーンへ踏み出す際のハードルが低くなってきます。

 

「通勤ルートを変える」とか「普段入ったことがない飲食店に入ってみる」とか「ビジネス本を買ってみる」とか、日常生活の中で行うことができる行動でも構いません。まずは、やってみようと思い立ったことがあったら、何でもいいので、すぐに行動してみましょう。

チャレンジする勇気を持ち、行動に移す

繰り返しになりますが、人は危機回避能力からリスクを冒すことを恐れます。しかし、成長するためにはそこから抜け出して、チャレンジする勇気、行動へ移す決断力が必要です。ここで、大切なことは、最初のポイントで記載したコンフォートゾーンの境界線を把握しておくことです。そして、その境界線を越え、自分の限界にチャレンジすることで、コンフォートゾーンから抜け出し、ラーニングゾーンへ入っていきましょう。

 

たしかに新しい業務に慣れることや知識を身につけることには、時間がかかるでしょう。ストレスや不安を感じるかもしれませんし、失敗もするはずです。しかし、ラーニングゾーンであれば、必ずその状態に適合していき、行動したことによって、成長につなげることができるでしょう。

 

「新しいプロジェクトへの参加を立候補してみる」「異業種交流会に参加してみる」「資格取得のための勉強を始める」といった挑戦もラーニングゾーンへ入るための第一歩になります。

まとめ

コンフォートゾーンは、自分にとっての「快適で居心地のいい場所」であり、この領域に居続けても、成長できません。自身の成長を促すためにコンフォートゾーンから抜け出し、新しいことを始める、未知の場所に行く、など勇気を出して、挑戦しましょう。

 

ただし、無理な挑戦をすることは禁物です。小さな一歩で良いので、焦らずに少しずつ、コンフォートゾーンを広げていくイメージで取り組みましょう。有名な格言ですが、「小さな一歩でも積み上げることで、大きな一歩になる」のとおり、小さな挑戦でも積み上げていくことが大事です。

 

コンフォートゾーンを抜け出して、常にラーニングゾーンに挑戦していく人生にしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました